蛍光管の製造終了へ|LED照明器具への早めの交換が安心です

近年、照明業界では「蛍光灯の製造終了」が大きな転換点を迎えています。

これは、水銀を使用する製品を規制する国際条約「水俣条約」に基づき、2027年末をもって蛍光ランプの製造・輸出入が禁止されるためです。


 

■ 生産終了の背景

 

蛍光灯にはわずかに「水銀」が含まれており、環境や人体への影響が懸念されています。

このため、国際的な取り決めである水俣条約では水銀使用製品の段階的廃止が定められ、すべての一般照明用蛍光ランプが対象となりました。

 


 

■ メーカーの対応時期

 

主要メーカーもこの流れを受け、順次生産を終了しています。

たとえば、パナソニックは2027年9月末で直管形蛍光ランプの生産を終了すると発表しています。

他メーカーも同様に、在庫限りでの販売となる見込みです。

 


 

 

■ 現在使用中の蛍光灯は?

 

現在使用している蛍光灯が、即座に使用できなくなるわけではありません。

2027年以降も、既に使用している器具や在庫品の使用は可能です。

ただし、故障や交換が必要になった際には、新しい蛍光管の入手が難しくなることが予想されます。

 


 

 

■ 今後の対策とおすすめの時期

 

今後は、新しい蛍光灯の供給が止まるため、LED照明への早めの切り替えが推奨されています。

照明器具は年数とともに劣化し、10年を超えるとトラブルも増える傾向にあります。

このため、蛍光灯本体だけでなく照明器具ごとの交換を検討すると安心です。

 


 

 

■ LED照明への交換メリット

 

LED照明は、蛍光灯に比べて次のようなメリットがあります。

 

  • 消費電力が少なく、省エネ・電気代の節約につながる
  • 長寿命で交換の手間が減る
  • 発熱が少なく、環境負荷も低い

 

また、LED化の際は器具の種類によって電気工事が必要となる場合もあります。

事前に専門業者へご相談いただくとスムーズです。

 


 

 

■ 熊城防災総研からのご案内

 

当社では、誘導灯・非常灯のLED更新工事に加え、

一般照明のLED照明器具への交換工事も承っております。

照明の省エネ化や老朽化対策をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

点検から交換工事まで、建物の用途や環境に合わせた最適なご提案をいたします。

 

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