【自動火災報知設備】間仕切り変更で生じた“未警戒エリア”を解消|感知器増設(火災報知器)|熊本消防設備

建物のレイアウト変更やリフォームを行うと、意外と見落とされがちなポイントが 「感知器の配置」 です。

今回ご依頼いただいた物件では、

間仕切り変更により新しく区画が生まれ、本来警戒が必要な場所に感知器が設置されていない状態(=未警戒) になっていました。

そのまま放置すると、火災の発生を感知できず、初期発見が遅れる可能性があります。

そこで弊社にて、適切な位置に感知器を新設する修繕工事 を実施いたしました。

写真①:施工前(火災報知器が無い状態)

写真②:位置決め・配線確認の様子

写真③:施工後(新設した火災報知器)


■ 工事内容のポイント

現地調査で“未警戒エリア”を特定

天井材の状況、照明・換気扇の位置、区画の形状を確認し、

消防法に基づく設置基準に照らして 感知器の必要有無 を判断しました。

最適な位置に火災感知器を新設

・天井材の強度

・照明器具との離隔距離

・煙の滞留性

これらを踏まえ、感知器(差動式スポット型) を新規設置。

既存設備との連動試験を実施

新設した感知器が

✔ 正常に受信機へ信号を送るか

✔ 送り配線になっているか

✔ 作動試験で問題がないか

をすべて確認し、無事に引渡し完了です。


■ なぜ「間仕切り変更」は要注意なのか?

間取り変更後でも 消防設備は自動では最適化されません。

オーナー様が気づかないまま未警戒エリアができてしまうことは珍しくありません。

未警戒エリアがあると…

  • 火災発見が遅れる

  • テナントの安全確保に支障

  • 管轄消防の立入検査で指摘される可能性

  • 最悪の場合、重大事故につながる

建物の安全を保つためにも、

レイアウト変更後は消防設備の再チェックが必須です。


■ 熊城防災総研では、レイアウト変更後の確認を無料で対応

・間仕切り変更

・テナント入れ替え

・設備更新

などのタイミングで、ぜひ一度ご相談ください。

必要な場合は、今回のように 最小限の工事で安全性を確保 します。

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